子宮筋腫切除術、あなたに合うのはどの方法?
💡 婦人科手術の中で、子宮筋腫切除術 Myomectomy は、子宮筋腫に対する一般的な治療方法の一つです。
目的は筋腫を取り除きながら子宮を温存することで、特に妊娠希望のある患者さまに適しています。
㊙️ 以下では、さまざまな子宮筋腫切除術の方法と特徴をご紹介します。
- 単孔式腹腔鏡下子宮筋腫切除術
Single-Port Laparoscopic Myomectomy
おへその部分に約 1〜2 cm の切開を1か所だけ作り、腹腔鏡手術を行います。
切開はおへその1か所のみで目立ちにくく、美容面で優れています。
身体への負担が少なく、術後の痛みも比較的軽いです。
ただし、操作スペースが限られるため、技術的な難易度は高くなります。
美容面を重視し、筋腫が比較的単純な若い患者さまに適しています。
- 多孔式腹腔鏡下子宮筋腫切除術
Multi-Port Laparoscopic Myomectomy
腹部に 3〜4 か所の小さな切開、各 0.5〜1 cm 程度を作り、手術を行います。
手術操作が柔軟で、視野も明瞭です。
さまざまなタイプや複雑な筋腫に対応しやすい方法です。
身体への負担は比較的少なく、回復も早いです。
ただし、複数の切開が必要なため、美容面では単孔式手術に劣ります。
筋腫の数が多い方、位置が複雑な方、または正確な剥離が必要な方に適しています。
- 開腹子宮筋腫切除術
Abdominal Myomectomy
約 3〜10 cm の腹部切開を行い、子宮を直接切開して筋腫を取り除きます。
視野が広く、複雑な筋腫の処理に適しています。
一方で、傷が大きく、回復期間が長くなり、術後の痛みも比較的強くなります。
筋腫の数が多い方、大きな病変、たとえば 10 cm 程度の筋腫がある方、また過去に手術歴や癒着がある方に適しています。
- 経腟自然腔道子宮筋腫切除術
vNOTES Myomectomy
腟から腹腔内へ入り、腹腔鏡機器を使用して筋腫を取り除く方法です。
腹部に切開がなく、美容面に優れ、回復も早いです。
ただし、高い技術が必要であり、特定の患者さまに適した方法です。
- 子宮鏡下筋腫切除術
Hysteroscopic Myomectomy
腟から子宮鏡を挿入して行う手術で、腹部切開がなく、術後の回復が早いです。
ただし、子宮腔内の筋腫にのみ適しており、漿膜下筋腫や筋層内筋腫には対応できません。
- ダヴィンチロボット支援筋腫切除術
Robotic-Assisted Myomectomy
ロボット支援を用いて筋腫を切除する手術で、腹腔鏡手術に似ています。
複雑な筋腫や、より高い精度が必要な場合に適しています。
精度が高く、視野が安定しており、術中出血も少ないという利点があります。
ただし、費用は高額です。
- 超音波ガイド下高密度焦点式超音波治療
HIFU, High-Intensity Focused Ultrasound
超音波の熱エネルギーを筋腫に集中させ、筋腫組織を破壊する治療法です。
非侵襲的で、麻酔が不要、回復も早いです。
ただし、費用は比較的高く、治療後の筋腫の縮小速度は体質によって異なります。
‼️👨🏻⚕️ どの術式にも、それぞれ利点と欠点があり、病変の位置や大きさによる制限もあります。
専門の婦人科医としっかり相談し、個別化された治療を選ぶことが大切です。
孕医は皆さまの願いが叶うことを心よりお祈りしています!


